17 Sep 2013
敬老の日にあわせ,総務省が高齢者=65歳以上の方の人口推計を発表しました。
今年の9月15日時点で,65歳以上の人口は,3186万人。
もちろん統計を取り始めた1950年以降で過去最大です。
昨年9月15日から比べて,112万人も増加しました。
昨年の増加が102万人でしたので,増加する割合も増えています。
このように急激の増えている背景には,
いわゆる「団塊の世代」と言われる年代が65歳に達したことがあります。
総人口に占める割合(高齢化率)は,25%ちょうど。
昨年は24.1%でしたので,こちらも伸びています。
ぴったり4人に一人が高齢者です。
今後も65歳以上の人口は増え続け,20年後位には3人に一人になると推計されています。
さらに問題は男女の割合です。
65歳以上の方のうち,女性が1818万人,男性が1369万人。
割合では,女性が57%,男性が43%。
ここでも女性のほうが長生きという傾向がでています。
日本の社会は,これから先,総人口が減り続ける一方で,
高齢者は増え続けていきます。
日本の社会,経済を支えていくためには,
高齢者の方の健康年齢を上げて,介護の負担を減らさないといけません。
より多くの方が,より長く元気で活動していただく。
できれば何らかの仕事をして働く,あるいは,働けないにしても元気で暮らしていく。
そうしたシニア社会を実現すれば,
人口減の問題も解決できるのではないかと思います。
そのためには,「老活」がとても大切です。
「老活」は,老後に備える準備活動。
多くの人が,いやすべての人が老活をして,元気で長生きしていただきたい。
そう願ってやまないのです。
「老活弁護士」大 竹 夏 夫
大竹夏夫
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