10 Oct 2013
高齢者の虐待問題では,よく「しゃきょう」という言葉が飛び交います。
もちろん「写経」ではありません。
「社協」です。
正式な名称は,「社会福祉協議会」
形式としては「社会福祉法人」です。
普通の社会福祉法人とは違い,専用の法律があります。
昭和26年(1951年)に制定された社会福祉事業法です。
(現在は「社会福祉法」に変わっています)
社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織です。
高齢者や障害者の在宅生活を支援するために、訪問介護や配食サービスなどさまざまな福祉サービスを行っています。
さらに多様な福祉ニーズに応えるため、各地の社協が地域の特性を踏まえ独自の事業を行っています。
高齢者や障害者、子育て中の親子が気軽に集える「サロン活動」や,ボランティア活動に関する相談や活動先の紹介
小中高校における福祉教育の支援など
地域の福祉活動の拠点となっています。
高齢者の虐待案件で,よく出てくるのは,地域権利擁護支援事業です。
簡単にいえば,金銭管理サービス。
軽度の認知症などで自分で預貯金や現金の管理ができなくなった方に代わり,
預貯金を預かって,必要な現金を届けてくれるサービスです。
認知症が軽くて,成年後見制度を利用するまでには至らない高齢者の方に有効です。
以上
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大竹夏夫
老活とは、「老後に備える準備活動」のことです。
老後になると、いろいろな問題がおきます。
お金の問題、健康の問題、住まいの問題、介護の問題などなど・・・
例えば、認知症になってしまって、自分のお金を管理できない。 どこに財布をしまったか分からない。 通帳を見ても、意味が分からない。 そうなると、日々の食事すらできなくなってしまいます。
みなさん、元気なうちは、「大丈夫」と思って、準備をしないのですが、 実際に「こと」が起きたときには、「準備しておけば良かった・・・」と 後悔してしまうのです。
後悔しないように、元気なうちから、若いうちから準備をしましょう。
わたくし、老活弁護士の大竹夏夫が、みなさんの老後の準備をお手伝いいたします。
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