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遺言書は家族への最後の愛のメッセージ

 
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 弁護士 大 竹 夏 夫
 
 
遺言書は,家族への最後のメッセージなんです。

是非,すべての人に書き残していただきたい。
そう願っています。

「遺言書を書くと縁起が悪い」と本当に思って,なかなか書こうとしない
という方がいらっしゃいます。

私は断言できす。
遺言書を書いたからといって,すぐに亡くなる方はいません。
むしろ遺言書を書いている方のほうが長生きしています。

さて,遺言書に書くべきことは,法律で決められています。
例えば,相続分の指定,分割方法の指定,遺贈などです。

逆に,法律で決められている事項以外のことは,書いても法律上の効果はありません。

では,書いても全く意味がないのか?
というと,意味がないわけではありません。

遺言書に書いてあるけれども,法律では認められない部分のことを「付言事項」と言います。
この付言は,実はとっても大切なのです。

例えば,兄弟3人いるところに,長男一人だけに全財産を相続させる場合など,
単にそのことだけ書いただけでは,二男,三男は納得しないかもしれません。

そこで,「付言」として,その理由を書いておきます。

「長男はずっと自分と一緒に暮らして面倒を見てくれた。
多大な苦労をかけてしまった。
二男,三男には生前に相当な援助をしている。
だから,今残っている僅かな財産はすべて長男に譲りたいと思う。
二男,三男はその点を理解してほしい。
これからも兄弟3人仲良くしてほしい」

などと書けば,兄弟でもめることを避けられます。

そのほか,遺族に対する感謝の気持ちを書くこともあります。
これも遺族にとってありがたいと思います。

例えば,

「恵子よ,ずっと一緒に歩んでくれて,ありがとう。幸せだったよ」

法律上は認められないとしても,人の感情にはとっても重要なのです。

是非,気持ちのこもった付言を書いていただきたいと思います。

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大竹夏夫のプロフィール
http://lesela.com/roukatsu/natsuo-otake/

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大竹夏夫

大竹夏夫

老活とは、「老後に備える準備活動」のことです。 老後になると、いろいろな問題がおきます。 お金の問題、健康の問題、住まいの問題、介護の問題などなど・・・ 例えば、認知症になってしまって、自分のお金を管理できない。 どこに財布をしまったか分からない。 通帳を見ても、意味が分からない。 そうなると、日々の食事すらできなくなってしまいます。 みなさん、元気なうちは、「大丈夫」と思って、準備をしないのですが、 実際に「こと」が起きたときには、「準備しておけば良かった・・・」と 後悔してしまうのです。 後悔しないように、元気なうちから、若いうちから準備をしましょう。 わたくし、老活弁護士の大竹夏夫が、みなさんの老後の準備をお手伝いいたします。

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