31 Dec 2012
今年も今日で最後となってしまいました。
皆さんにとって、2012年はどのような年だったでしょうか?
私にとって今年は、ひとことで言えば「チャレンジ」の年でした。
弁護士としての通常業務でも、いろいろなチャレンジがありました。
さらに昨年から始めた「老活セミナー」は、今年、合計17回も開催することができました。
自主開催だけでなく、講師として依頼されて行ったものも9回を数えました。
多くの方から、「老後に備えることの大切が分かりました」と言っていただけました。
しかし、他方で、「自分はそのうえ考えます」とか「うちの親はなかなか動かに」などという声もいただきました。
今後は、単に知識を提供するのではなく、具体的な行動につなげて行かなければいけないと考えています。
今年9月に発表された統計では、65歳以上の高齢者が初めて3000万人を突破、
おおよそ4人にひとりが高齢者となったことが判りました。
しかも、来年以降も急速に増えていくと予想されています。
その高齢者の3分の1程度は認知症になると言われています。
今のうちに手を打っておかないと、近い将来、認知症の高齢者によるトラブルがいろいろ発生して、社会問題になりかねない。
そう危惧しています。
交通事故の死者は、半数が高齢者です(平成23年)。
自殺者のうち60歳以上は全体の38%も占めます(同年)。
以前に話題になった孤独死は、地域では今も頻繁に起きています。
明るい兆しもあります。
今年の流行語大賞に「終活」も選ばれました。
「終活」は「老活」よりも範囲は広いですが、老後の準備をするという点では、共通するところもあります。
「終活」「老活」どちらでも構いません。
より多くの人が、老いや死に対して目を背けずに備えをする。
老いや死ときちんと向かい合える。
そんな社会になることを願っています。
私も、そのような社会を実現するべく、できる限りのことを続けていきたいと思っています。
来年はまた新たな展開をしていこうと考えています。
皆さまには、今年いち年間、いろいろとご支援・ご声援をいただき、本当にありがとうございました。
略儀ながら、ここで、御礼申し上げます。
来年もどうか「老活」にご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
最後に、皆さまが良いお年をお迎えられることを心からお祈りいたします。
2012年12月31日 老活コンサルタント 大 竹 夏 夫
大竹夏夫
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