明るく元気に暮らせる社会を目指します!一般社団法人 老活研究所 ブログ

私の事務所では,電話でご相談を受け付けております。

無料ですが,そのかわり5分から10分程度の簡単なアドバイスになります。
必要であれば,そこから面接相談のため事務所に来ていただくこともあります。

高齢者の問題についても,よくご相談があるのですが,
その中で,ちょっと対応に困ってしまうのが,
虐待をしている方からのご相談です。

たとえば,親を虐待している(しているであろう)息子さん。

「昨日,母が連れて行かれました。
 市役所の人がどこかに連れて行ってしまったんです。

 どこにいるのか聞いても,教えてくれません。
 警察に訴えましたが,まともにとり合ってくれません。

 母の居場所を教えてほしい。母に会いたい。帰ってきてほしい。
 どうしたら,いいでしょうか?」

たいていの場合,虐待をしている人は,自分が虐待していることに気づいていない。
あるいは,気づいていても,それは大したことではない。
そう思っています。

「そういう状況ですと,虐待をしたと疑われているのかもしれませんね。
 お母さんに,何かしたのですか?」

私は,そんな風に水を向けます。

「いえ,私は,そんなことは絶対にしていません。
 母はボケているんです。母が言っていることは嘘です」

電話で話しただけでは断定はできませんが,
虐待をしている可能性は十分あります。

「もし虐待をしていないのに,したと疑われているのであれば,
 虐待をしていないことを証明しないといけません。
 ただ,それを証明するのは難しいと思います。

 もし虐待をしているのであれば,それを認めてください。
 謝ってください。
 すぐに帰ってくるということありませんが,
 虐待の危険がなくなれば,お母様が戻ってくるかもしれません」

実際に,虐待を受けていた高齢者が保護された後,
元の自宅に戻れることもあります。
ただし,虐待の原因が取り除かれた場合だけです。

ところが,虐待をしている人は,なかなか虐待を認めようとしません。

「わたしはやっていません。絶対にやっていないのです。
 信じてください」

と,私に言われても困ります。

たとえ私が信じたとしても,事態は何も変わりません。

残念ですが,このような方に,私はなす術がありません。

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lesela

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老活とは、「老後に備える準備活動」のことです。 老後になると、いろいろな問題がおきます。 お金の問題、健康の問題、住まいの問題、介護の問題などなど・・・ 例えば、認知症になってしまって、自分のお金を管理できない。 どこに財布をしまったか分からない。 通帳を見ても、意味が分からない。 そうなると、日々の食事すらできなくなってしまいます。 みなさん、元気なうちは、「大丈夫」と思って、準備をしないのですが、 実際に「こと」が起きたときには、「準備しておけば良かった・・・」と 後悔してしまうのです。 後悔しないように、元気なうちから、若いうちから準備をしましょう。 わたくし、老活弁護士の大竹夏夫が、みなさんの老後の準備をお手伝いいたします。

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